【ゴーセン アンサー ルミナシャインをインプレ】はじめてのエステルラインにぴったり
2022年9月に発売された、ゴーセンのアンサー ルミナシャイン。
ANSWER LUMINA SHINE
「どんなエステルラインなのか」
「どんな人に向いているのか」
「伸びは？強さは？つかいやすさは？視認性は？」
僕なりのインプレッションをまとめておきます。
はじめに
まず、大前提として、僕はアンサー ルミナシャインの“モニター”です。
つまり、本ラインを提供いただいて使用しています。買っていません（ここ大事）。
僕はもともと、お世話になった企業を思いっきり贔屓する性分です。
本業のお仕事では、得意先が「なにを言いたいのか」「なにを言ってほしいのか」「どう伝えるべきなのか」をずっと考えています。
ですので、「こいつ、忖度（そんたく）してね？」と思いながら読んでください。
ええ、大丈夫。忖度してるんで。がっつり忖度してるんで。
好きになったら、贔屓も忖度もします。それが普通です。
ただ、上記の記事でも書いているんですけど、
仕事柄、いろんな言葉で飾ることはできますが、
仕事柄、ウソを書くことができないので、
そんな自分なりのインプレ記事を書いてみようと思います。
どのくらい、つかったの？
この記事を書くにあたって、これまでの釣行数を数えてみたところ、
アンサー ルミナシャインをつかったのは、19日（回）でした。
釣ったのは、アジ、メバル、カサゴ、タケノコメバル、ヒイカ。
釣った場所は、愛知、三重、静岡。
0.3号をメインに、0.2号、0.4号もつかっています。
カラーはもちろん、イエロー、ピンク、パールの3色すべて。
これはモニターという立場の良さが出てるかもですね。
なお、リーダーには、同じくゴーセンのファータ レゾネーター リーダーを使用。
エリアトラウト用として販売されているシリーズですけど、
僕は◯◯専用とかあまり気にしないので。
アジング等々でも問題もなくつかえています。大丈夫。
ちなみにリーダーは提供いただいたものではなく、普通に買っています。
これが僕なりの忖度ってやつです。ね、忖度してるでしょ？
アンサー ルミナシャインの使用感
さて、前置きが長くなりましたが、まずは使用感について。
一言で表すと、とても扱いやすいエステルライン。
初期伸度はエステルらしい硬さなんだけど、負荷を掛けていくとグゥーーって伸びます。
これが「扱いやすさ」につながっていて、シビアなドラグ調整をしなくても、安心して使用できます。
この適度な伸び、粘りゆえに、「強い」と表現をする方もいると思います。安心と強さは同義なので。
ただ、一方で、カリッカリのパリッパリのエステルラインが好きな方には、正直物足りないとも思います。
伸びは安心につながりますけど、違和感にもなりえます。
他メーカーのエステルには、感度に全振りしたような伸びにくいラインもあります。
個人的には、ハリのあるロッドとの相性がいい感じ。
ロッドの硬さを生かしつつ、しなやかなラインで安心感を確保するセッティング。
アンサー ルミナシャインは、エステルの高感度に、安心できる伸びをプラスして、
しなやかで「扱いやすいライン」に仕上がっています。
というわけで、僕は「はじめてのエステルラインにぴったり」だと思っています。
『はじめてエステルラインつかうけど、どれを買っていいかわからない……』
そんな方は、アンサー ルミナシャインをつかってみてください。
アンサー ルミナシャインの視認性
ルミナシャインは、集光ライン。
言葉のとおり、光を集めるタイプなので、光を当てたときにその効果を発揮します。
どうやって撮るのがわかりやすいかなって考えていたんですけど、
自分が釣りをしていて、いちばんいいなと思った場面にしました。
それは、ノットを組むとき。
暗闇の中の場合、ライトを点けながらノットを組むと思うのですが、
ルミナシャインはめちゃくちゃ光ります。特にイエロー。
「ノットを組むのが大好き」という特殊な人は除いて、
だいたいの方にとって、結ぶという行為はなかなかめんどくさいものです。
「あれ、リーダーどこいった？」「あれ、これ結べてる？」「あ、メインライン切っちゃった！」……ね、あるよね。
そんなとき、ラインが見えるということは、かなりのアドバンテージ。
トラブルを未然に防ぐことができ、ストレスの低減につながります。
ルミナシャインは、イエロー、ピンク、パールの3色展開。
一応、マットな黒背景に300ルーメンのヘッドライトを当てるっていう、
同一条件下で撮ってみたんだけど……わかるかなぁ。伝わるかなぁ。
見やすい、見にくいは、人それぞれなので一概には言えないですけど、
個人的には圧倒的にイエローが見やすいです。
僕はそもそも、チャートリュースがとても好き。
釣り具においては、チャートを選んでおけば間違いないと思っています。
そんな嗜好性なので、目がチャートやイエローを求めているのかもしれません。
なお、常夜灯の灯りだけで見やすいかと問われたら、「そうでもないよ」と答えます。
クリアなラインと比べたら見やすいですけど、つかってるのは髪の毛みたいな細さですもん。過度な期待は禁物。
ただ、ヘッドライトを当てたときの見やすさは、
僕がいままでつかってきたエステルラインの中で、間違いなく過去イチです。
アンサー ルミナシャインのデザイン
ここで言うデザインは、パッケージやボビンのデザインのこと。
実釣性能至上主義の方には、どーでもいいんだろうけど、僕には重要。
たぶん、僕と同じ感覚の人が一定数はいると思う。たぶん。
あくまでも個人的な見解ね。数あるラインの中でも、デザインめっちゃ好き。
改めて言いますが、実釣には関係ないです。
でも、せっかくなら、好きな見た目のモノをつかいたいじゃないですか。
サオも、リールも、ルアーも、ラインも。
内情はまったく知らないですけど、アンサー ルミナシャイン、FATA、ROOTSも同じデザイナーさんですかね？
このデザインを選んだ担当者さんと、つくったデザイナーさんに届け、って思って書いてます。
ひとりぐらい、こんなモニターがいてもいいよね。
というわけで、パケ買い、アリです。
旧ルミナシャインとの違いは？
「旧モデルとなにが変わったの？」ってなりますよね？僕はなりました。
というわけで、実際につかい比べてみたんですが、
・初期伸度はあまり変わらないけど、最大伸度が増えた
・より伸びることで、よりしなやかなラインになった
と感じました。
なお、これは特にメーカーサイトで明言している内容ではないので、
あくまでも個人的な感想です。
ただ、つかえばすぐに「違うラインだな」と気づけると思います。
強度（ポンド数値）はすべての号数で同一です。いっしょ。
切れるまで引っ張って確かめましたけど、確かに同じぐらいでした。
新モデルが気になるなと思われた方は、「アンサー」を足して検索してみてくださいね。
この記事でも、表記は「アンサー ルミナシャイン」にしています。
スプールへの糸巻量は、7割
これはちょっと余談ですけど、
先日、「リールが届いた！」と長年お世話になっている先輩から連絡があったので、
糸巻き出張サービスをしてきました。
リールは、新型22ソアレBBのC2000SSPG。
巻いたラインは、アンサー ルミナシャイン。
ちなみに先輩は、今年からアジングをはじめた人。普段はぶっ込みの釣りをしている人。
……ね、エステル初心者にガチで勧めています。しかも、お世話になっている先輩に、です。
下糸ナシで、0.3号を100m巻いて、こんな感じ。
見てもらうとわかるんですが、まだまだ巻けます。
でも、このぐらいがオススメ。
個人的な好みになりますけど、巻くのはスプールキャパの7割が目安。
巻きすぎはライントラブルにつながるからね。
目一杯巻いたところで、ちょっと飛距離が伸びるくらいです。
細糸でライントラブルなんて、超ストレスです。
なお、僕が普段つかってるリールは、下糸をしこたま入れて、50mだけを巻くようにしています。
ルミナシャインは200m巻きなので、4回巻き替えられる計算。
糸よれも糸グセもない新品のラインが4回つかえます。
もちろん手間は増えるけど、メリットのほうが大きいです。
だって4回も新品を味わえるんすよ？気分よくない？お得じゃない？
……まぁ、ラインメーカー的にはうれしくないかもだけど。
あ、そうそう、巻くときはデプスチェッカーがあるとめちゃ便利です。
というわけで、「新型ソアレBBにルミナシャイン0.3号を100m巻いたらいい感じだったよ」というご報告です。
※アンサー ルミナシャインは、100mで中間マーキングがあります。いいね。
まとめ
エステル、フロロ、ナイロン、PEなど、多種多様なラインがあるのが釣り。
エステルひとつを取っても、その性質はさまざまです。
しかも、手に取っただけじゃわからなくて、実際につかってみないとわからないという。
めんどうですね。ただ、それがたのしいんですよね。釣りって厄介。
アンサー ルミナシャインが気になった方は、ぜひ、つかってみてください。
正直に言って、かなり扱いやすいエステルラインだと思います。
メリットを極限に伸ばしたんじゃなく、デメリットを徹底的に排除したという感じがします。
特に、はじめてのエステルラインには、本当におすすめ。
ほかに聞きたいことがあれば、コメントか、各種SNSのDMで。お気軽にどうぞ。
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