【ハートランド リベラリスト】903ML+RSS-22のインプレッション
ベイトモデルの803M+RSS-22に続いて、スピニングモデルの903ML+RSS-22の出荷がはじまりましたね。
すでに手にされている方もいるみたいですし、釣具屋さんのSNSでも入荷情報で見かけるようになりました。
このタイミングで、僕なりのインプレッションを残しておこうと思います。
誰かの参考になれば、うれしいです。
※2022/8/4 一部追記しました。
はじめに
まず、「ハートランド リベラリスト 903ML+RSS-22」をつかうことになった経緯はこちら。
現時点で、竿をお借りしてから2ヶ月半。
サカナをたくさん釣っているわけではないですが、それなりに遊ばせてもらっています。
やっと少しは竿の素性がわかってきたかな、という感じ。
そもそも、僕は釣りのプロでもなんでもなく、ただの釣り人、の一人。
インプレなんて言うとおこがましいんだけど、ちょっと書いてみます。
ウェイト表記について
ハートランドが好きな人って、竿の表記を見て見ぬふりする人が多いと思ってるんですけど、
いまのところ、これはそのまま信じて大丈夫そうです。
3gは確かに扱いづらくて、5gを超えたところからちゃんと竿がルアーを投げてくれるようになります。
とりあえずショアから30gのルアーまで投げましたけど、確かに40g背負っても大丈夫そうだなという感じ。
オフショアで100gのジグをシャクってみたんですけど、つかいやすいかどうかは置いておいて、まぁ余裕でシャクれます。
あ、ジグウェイトは50gまでって書いてあるわ。竿の表記を見て見ぬふりしてました。
パワーバンドについても同じことが言えて、はじめは「これML+にしては硬くね?」ってなるんですけど、
つかってると「M…いやMH、いや、M…ML……あぁML+か…」って落ち着きます。
ただ、バスロッドのML+じゃなくて、シーバスロッドのML+って思ってもらうほうがわかりやすいかと。
要するに何が言いたかというと、実際につかってから公式サイトの文言を読んだら、
「あーー、なるほどね、そうだね、うんうん」ってなりました、というご報告です。
購入を考えている方は、公式サイトの内容を鵜呑みにしてもらえばいいと思います。
802MHFS-SV13と比べて
既存のハートランドのスピニングモデルの中で、おそらく最も使用感が近いのが、
802MHFS-SV13【震斬 BIWAKO SPEC.】だと思っています。
あれ、奇遇ですね。ちょうど手元にありましたので、比較してみました。
同じような竿かと言われると、全然違う竿。
ただ、同じようなことができるかと言われると、できる。です。
ティップも、バットも、グリップの間のブランクスも、だいたい同じぐらいの太さ。
ティップの硬さはあんまり変わらない感じ。でも、ベリーからバットにかけての硬さが全然違います。
「そもそも長さが違うじゃん」って聞こえてきそうですが、本当にそれで、
震斬琵琶湖スペックのカーボン量をそのままに、ビョーンって伸ばしたらリベラリストになりそうな感じです。
キャストするときにその違いが顕著に出るんですけど、
震斬琵琶湖スペックが「点」で弾く感じとすると、リベラリストは「面」で弾く感じ。
スイートスポットがめっちゃ広い。だから投げやすいです。
つまり、全然違う竿。
なんですけど、ミノー巻くのも、ジグ投げるのも、ヘビキャロ動かすのも、どっちでもできると思います。少なくとも、僕にはできました。
やりやすい部分が違うだけ。どっちも長くて硬めのスピニングロッドです。あとは好みと慣れですかね。
ちなみに、長さと品番だけで見れば、
「852ML+FS-SV AGS22【白震斬八伍】と近いんじゃない?」と言われそうですが、
これはもう、全く使用感が異なると思います。気持ちよくつかえるルアーが全然違うかと。
まぁ、白震斬は釣具屋さんでさわっただけなんですけどね。
というか、白震斬、あれ、めちゃくちゃ軽くないです?手に持ってびびりました。「うっわ……」ってなりました。めちゃくちゃ欲しいんですけど。
バスロッドとしての903ML+RSS-22
ハートランドなので当たり前なんですけど、普通に、普通に気持ちよくつかえます。
個人的には、スピニングロッドの延長線上というより、ベイトロッドの代替という感じでつかっています。
普段MHクラスのベイトロッドで扱うようなルアーが普通につかえます。
ここで言う「つかえる」は、投げられる、泳がせられる、ということはもちろん、
ちゃんと「フッキングを決められる」ということ。
例えば、「シャッドテールワームに付けた6/0のオフセットフックで、バスの上あごを刺せる」という意味です。
あと、10gのチャター、14gのミノーも、使い勝手的には良い感じでした。
28gのヘビキャロはバシューンって飛んでいきます。
魚種不問ということ
この見出しは前々から用意しようと思っていて、いろんなサカナの写真が撮りたいなと思っていたんですが、
改めて見たら、ブラックバス、サツキマス、ツバス(東海地方のブリの幼魚の呼称)しか釣っていませんでした。
バチコンでアジを釣ったのは別誂冴掛だし、ボートでシーバスを釣ったのは疾風七四だしな……。
うん、リベラリストうんぬんの前に、魚種不問で釣りしてました。
7月になったら、サーフでマゴチを狙ってきますね。
魚種不問ということ その2 ※2022/8/4追記
記事をアップしてから1ヶ月経過して、釣ったサカナが増えました。
60ぐらいのシーバス。流れも相まって、めちゃ引いてたのしかった。
ハートランド リベラリスト 903ML+は、シーバスにもいいね。
胴から曲がってくれて、その曲がりをキープしてくれるので、バラす気が全然しない。
「えっと、ネットどこだっけ?あそこか。遠いな」とかしてしても、バラす気がしないです。
うなぎ。リベラリスト903ML+の乗せ調子が生きたね。うん。
ボートロックでカサゴ。カサゴのフォルムはめっちゃ好き。
ちなみに、マゴチは釣れませんでした。
30gぐらいのジグと10号のヘビキャロで攻めたんだけどなぁ。
僕に釣られてくれるマゴチはいませんでした。
「アカハタスペシャル」 ※2022/8/4追記
ハートランド リベラリスト 903ML+なんですけど、3ヶ月つかって、ようやく気づきました。
たぶんこれ、「アカハタスペシャル」です。
PE1号+フロロ4 号、ウェイトは20〜28gのセッティングで、しこたま釣りました。
竿の長さがあるから底切りもしやすくて、リフト&フォールもお手のもの。
この日は根掛かり1回、ロストは0。
足場が高くて不安定な船のミヨシ(船首)でも長さが生きます。
これはショアの磯場でも確実に有利。
オフセットフックでも当たり前のようにフッキングが決められて、水深30mの岩礁帯からぶち抜けます。
グリップエンドも長くて脇に挟めるので、掛けた後のやりとりがめっちゃラク。
ラクということは、安心ということ。
唯一の問題は、船長や仲間たちから「竿なっが」って言われることぐらい。
まぁそんなことは釣果で黙らせればいいんですけどね。
トップガイドでスナップを止める派のあなたへ
ここで、大切なことをお伝えします。
どちらかと言うと、個人的に言うと、すこしネガティブな情報です。
僕が愛用している、アクティブのルアースナップ ストロングの00ですが、トップガイドを抜けます。
「うっわ、マジかよ」って声が聞こえますね。残念ですが、事実です。つらいよね。
でも、あらかじめ知っておいたほうが、ショックも少ないと思って。つらいね。
ちなみに、ルアースナップ ストロングの0、鉄腕スナップの000は、トップガイドで止まります。
参考になればさいわいです。たぶん世界で3人ぐらいの参考になると思います。
換えスプール運用のススメ
903ML+RSS-22は、普段ベイトタックルで扱うようなルアーもつかえて、本当になんでもロッドなんだけど、いいことばかりじゃないです。
つかってると、「ちょっと大きい番手のリールもほしいな」「これはハイギアもいるなぁ」
「PEライン買い足そ」「換えスプール買っとくか」「ハンドルノブ変えるか」ってなって、出費増えます。
僕は換えスプールを用意しておいて、それぞれ0.6号と1号のPEラインを巻いて運用しています。
状況やターゲットによって変えてはいますが、
小さめのルアーはPE0.6号+フロロ2号、重めなやつはPE1号+フロロ3号、という感じでつかい分け。
「PE0.6号でサツキマスを狙ったあと、スプールだけ付け換えてバスを探しに行く」といった遊び方をしていました。
ちなみに、つかっているリールは、17セオリーの2500番です。
17セオリーをつかっている理由は、見た目が好きだから。
次の段落では、ハートランドリベラリストの見た目について触れていきます。
ハートランドのデザイン
竿が短ければ腕を伸ばせばいいし、竿が硬ければ手首を柔らかく持てばいいし、竿が重かったら筋トレすれば大丈夫。
ただ、竿の色とかロゴの形はすぐに変えられないので、見た目が好みかどうかが一番大事と思っている派です、僕は。
で、そういう、いいなって思える物って、だいたいデザイナーさんの姿が見えることが多いです。
仕事柄、デザイナーさんとやり取りすることが多いんですが、デザイナーさんって、マジですげぇから。舐めないほうがいいです。あいつら全員魔法使い。
ハートランドのデザインは、高級感があってかっこいい系でとても好き。
あえてダイワ以外を挙げるとすると、愛用しているAPIAのGRANDAGEなんか、もうデザイナーの香りがプンプンする。これはシンプル系。
シンプル系で重ねれば、コアマンのデイスターとかいいよね。
フエルコのパッケージなんか、もうデザインのカタマリ。
ポップなところで言えば、urocoのエアコロも好み。メジャークラフトのソルパラは、前のモデルのロゴのほうがポップだったなぁ。
そうそう、パームスのFlameって真っ赤な竿があったんですけど、いまだにあの竿を超えるデザインには出会ってないかな。
……あかん、話が逸れてきた。リベラリストに戻ろう。
アップにして見るとわかるんですが、リベラリストは、とても複雑な色。
「竿は黒色がいい」って方にはオススメできないけど、「何色とか定義する必要なくね?」って思う方にはオススメです。
ちなみに、この竿が派手かどうかですけど、水辺に行けばこんなもんです。
自然のほうがよっぽど派手。
まとめ
いかがでしたか?これが僕なりのインプレッションなんですけど、参考に……なります?
これから購入を検討する方の参考になれば、いいなぁ。
ほかに聞きたいことがあれば、インスタでもなんでも大丈夫ですので、お気軽にDMください。
この前は、「バスでもつかえます?」というご質問に対して、めっちゃ長文で返信しました。
たぶん、ちょっと引いてたと思います。ごめんね。
あ、言い忘れてたことがありました。
9ftあると、根掛かりが外しやすいです。高い位置からチョンチョンするだけで、想像以上に外れてくれます。
釣れるサカナが増えるかどうかはわかりませんが、ロストは確実に減ります。
あと、ガードレールをまたがなくてもテクトロができるのもいいですね。
人影を落とさずに足元を攻められます。これでアタリがなかったら諦められます。この日はサカナがいなかったです。
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