【トンジギで、はじめてのマグロ】2023/4/5 志摩 ビンナガマグロ かちかち丸
マグロを釣ってみたい、ただそれだけ。
サイズとか種類とかどうでもよくて、ただマグロを釣ってみたい。
……さて、振り返りから書くので、長くなりそうです。
お時間のある方はお付き合いください。
はじまりは、2022年の5月。
バチコンをするために、三重県志摩のかちかち丸さんに乗ったことから。
船長から「トンジギもしてるよ」と聞いていたんですよね。
ただ、その時点ではジギングの経験が全然なくて、
「気になるけど、ちょっとハードルが高そうだな」と思ってました。
でも、気になってしまったものは、もうどうしようもない。
2023年の目標を「マグロを釣ること」に定めて、
伊勢湾でシオ、丹後でブリと経験を重ねていきました。
タックルもジグも、すこしずつ増やしていったね。
「ビッグベイト何個買えるんや」って思いながらジグを買ったり。
「22号のラインなんて結んだことないよ」って思いながらノットの練習をしたり。
はじめての挑戦は、2月22日。船は、かちかち丸。
シケ明けでザブザブで、ぐわんぐわんしながらジグをシャクった日。
出船時間を遅らせて船を出してもらったものの、アタリ2回で終了。
シャクリ中でカツンと当たったのが1回、
フォールで止まって、5秒くらい乗ったものの、ふわっと軽くなったのが1回。
同船の方は釣れていたので、単純に僕の知識不足と実力不足。
「絶対リベンジするんで」と船長に言って帰宅。
釣れなかったけど、0が1になる感覚はたのしかったです。
そして、リベンジの日にしたのが、4月5日。強風と強風の間の日。
数日前から予約状況を虎視眈々と確認して、狙って狙って乗船しました。
釣り座はミヨシ。僕はミヨシがとても好き。
同船の方とお話をしながらポイントへ。
その方は超常連さんで、今年10回以上乗ってるとのこと。え、今年すでに10回以上?
とても気さくで話しやすい方で、キハダを釣られたときの話を聞いたり、
僕がリベンジ釣行という話を聞いてもらったり。
おろしたてのウェアでやる気も十分。
「おろしたてのウェアを汚したくない」という気持ちが、
絶妙に殺気を抑えてくれるんじゃないか作戦。
タックルは後述しますけど、前回の反省を踏まえて、変更したのがフック。
小バリ派なので、前回は7/0と9/0を持っていったんだけど、今回は11/0。
感覚的にジグごとスパッと吸い込んでる感じなので、
フックポイントはすこしでも出たほうがいい気がする。
前回はフォールバイトを獲れなかったしね。
ポイントについて、400gのジグにでっけぇフックをセットして、第1投目。
というか、第1投目を落とそうとした瞬間。
サクッ
自分の指にフックが刺さりました。グローブからちょうど出てる人差し指。
船長に防水タイプの絆創膏を貼ってもらいました。
……う、うん、フックポイントは完璧だね。
気を取り直して、ジグを投入。船長コールは100m。
120mぐらいラインを出して、シャクっては落とすを繰り返す。
船長から「なんか釣れそうだね」と言ってもらい、モチベーションアップ。
たとえお世辞だとしても、こういうやる気が上がる言葉はうれしいね。
ここで、お隣の方がヒット。
トンジギはチームプレーが重要なので、同船の方が釣るのはとても良いこと。
ヒットレンジの共有がとっても大事。
ファーストポイントは連鎖せず、次のポイントへ。
シャクっては落とすを繰り返し続けた、8時30分。
130m出したところで、ラインがピタッとストップ。
脊髄反射でクラッチを入れて合わせると、ずっしりとした重み。乗った。
船中にレンジを伝えると、連鎖発生。僕含めて3人ヒット。常連さんもヒット。
絶対にバラしたくないの一心で、「ゆっくりやります」と船長に伝えてやり取り。
ドラグは時折ジリジリと出る程度。ちゃんと巻けるし、なんとかなりそうな感じ。
突っ込みを耐えつつ、すこしずつ浮かしていく。
ほかの2人のサカナが船に上がって、あとは僕の番。
2度目の挑戦で、ビンナガ(ビンチョウ)マグロが釣れました。通称トンボ。
船長と握手して、常連さんとグータッチ。この瞬間は格別。
サイズの割にコロンコロンの体型で、8kgぐらいとのこと。
ビンナガはマグロ属の中でも釣りやすい分類に位置づけられるけど、
そんなの関係ないですね。はじめてマグロを釣ったんです。格別です。
言いたかった言葉。
「これ、おれが釣ったマグロ」
ノットも大丈夫そうで一安心。こういう、一つひとつが経験ですね。
1匹釣ったらね、それはもう心に余裕が出るというもの。
船中で無の時間が続いたけど、「絶対来る」という変な自信があるよね。
さっきのは、ただ落として釣れただけなのに。
で、1時間後の9時40分。今度はジャークでヒット。110m。
ジグを落としてるときに、すこしスピードが落ちるレンジがあったので、
その場所を重点的に狙ってました。
動かし方は、シャンシャン シャーンって感じ。……伝わる?
コンビネーションって言っていいのかわかんないけど、
シャンシャンとハーフピッチで細かく動かして、
シャーンのフォールで食わせるイメージ。……伝わる?
ジャークで釣れると、釣れたじゃなくて、釣った感があっていいよね。
1匹目よりもよく引く、元気なサカナでした。
潮の流れが緩んできたので、400→350→300→210gとジグをローテーション。
たぶん、バーチカルより斜めになってるほうがいい気がする。たぶん。
船中みんな釣れてないんだけどね、妙な自信は続くもの。11時に3匹目。
70mでヒットでした。ちなみにこれ、回収中。
落とし直そうと巻いてたら、ズゥーンと重くなるやつ。
なんで釣れたのか全然わかんないやつ。
その後は、ミヨシの僕は釣れず、胴の間やトモの方にアタリが集中。
素敵なことに、船中6人全員安打で帰港でした。
3匹釣れれば十分っしょ。
みんなの釣果がこちら。いい日に当たりました。
さて、タックルなんですけど、僕が用意したのは下記のとおり。
—-
ロッド:DAIWA Catalina BJ 60XXHB
リール:DAIWA SALTIGA 15HL
ライン:GOSEN ANSWER JIGGING 3号
+Seaguar Premium MAX SHOCK LEADER 22号
ルアー:uroco ウロコジグ オリジナル 400g、issei ネコメタル 210g
+Cultiva ジガーミディアム ブルーチェイサー 11/0
—-
竿なんですけど、僕はキャタリナBJの60XXHBでやりました。
チューブラーのいわゆるハイレスポンス系です。先日ブリを釣ったのもこれ。
スペック的には、ジグウェイト180gまでですけど、
普通に400gもシャクリました。普通に。
いまはトンジギ用があるし、4番とか5番クラスが要るって話もあるし、
スロージギング用がいいって話もあったりするけど、
ブリが釣れる竿なら大丈夫って話もあったりします。
いろいろといろいろと調べた結果、いろんな論がありすぎて、
「やってみなきゃわかんない」という結論に至ったのです。
で、釣れたよ、というワケです。
もちろん留意する点はあって、
専用ロッドじゃないとトップガイドがそこまで大きくないので、
ノットの巻き込み時に注意が必要みたい。
僕のセッティングなら問題なかったけど、
巻き込みで穂先が折れることがよくあるそう。お気をつけて。
PEラインは3号をつかったんですけど、
10kg未満のいわゆるコトンはまったく問題なし。
ただ、タネトンやキハダが相手になると心許ないとのこと。
釣り上げるまでの時間も掛かっちゃうからね。
別に3号から5号にしたところで釣果は変わらないと聞いたので、
次にトンジギ行くときは号数を上げるかな。
GOSENのアンサージギングは本当に色落ちしないので、
棚取りが重要なトンジギにはかなり合ってると思います。
僕が釣れたジグは、ウロコジグのパープルドットグローの400gと、
ネコメタルのサーベルパープルグローの210g。
シルバー系が主流みたいだけど、船長から紫が効くときもあるって聞いていたので。
ちなみに、このジグたちを選んだ理由は、見た目が好きだから。
ヒットしたのは、フォール、ジャーク、回収。
パターンなんてひとつも見つけられなかったです。
ただひたすらに、ジグを水中で動かすだけ。
仲良くしてくれた常連さんは「運だよ」って言って笑ってました。
改めて、船宿は、志摩のかちかち丸さん。
はじめてのマグロはここで釣ると決めていたので、釣れてよかったです。
高速のインターからちょっと距離があるのがネックだけど、
そんなのどうでもよくなるぐらい、乗っていて気持ちのいい船です。
毎回あるのかはわかんないけど、
トンジギのときは、女将さんがつくってくれるごはん付き。
おいしいし、あったかい状態で渡してくれるのが本当にうれしい。
トンジギ、バチコン、イカメタル、近海ジギング、
いろいろと遊ばせてもらえるので、ぜひチェックしてみてください。
マジでおすすめ。
http://www.kachikachimaru.net/
あ、これも大事。氷付き。
3匹で、60Lのクーラーボックスがバッチリ埋まりました。
背伸びして60Lを買っておいてよかった。
さて、まだ4月だけど、これで今年の目標を達成しちゃった。
次はどうしよ。なに釣ろうね?
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