タックルからルアー、アクションまで、チヌを釣りたいあなたに贈る【チニング入門のススメ】

タックルからルアー、アクションまで、チヌを釣りたいあなたに贈る【チニング入門のススメ】
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「チヌをルアーで釣ってみたい…」「クロダイを気軽に釣りたい!」
「チニングってどうやるの?」「どんなタックル?」「リグは?」
そんなあなたに贈る、チニング入門のススメ。

チニングって知ってるぐらいだから

おそらく、このページを見ている方は、もうすでに釣り歴があって、
ある程度の知識を持っているうえで、チニングを知りたい方だと予想します。
なので、ちょっとした専門用語も交えて説明します。
そもそも、「チニング」なんて言葉、釣り人じゃないと理解できないもんね。

僕のスタンスは、ルアー釣りもエサ釣りも、どちらもやる。どっちも好き。
なので、アングラーの気持ちも、釣り師の気持ちもわかるつもり。
この記事を見て、シーバス、バスの方はもちろん、
前打ち、フカセ、ダンゴなどをされている方が、
ルアーもやってみようかなと思ってもらえれば、さいわいです。

なお、ここでは、チニングの中でも、ワームをつかった「ズル引き」の釣りを紹介します。

ズル引きに適した場所

まず、水深が3メートル以下のところ。
底質が砂か泥で、岩や石などの障害物が点在しているところがポイント。
欲を言えば、足元がゴロタになっているとベスト。
足元までチヌが寄ってきてくれるので、釣りやすくなります。

もっとわかりやすく言うと、「チヌ ポイント」で検索して、出てきたところがポイントです。
だいたい、上記みたいな地形になっていると思います(磯は別ね)。

ズル引きに適した潮回り、時間帯

これはポイントによってまちまちだと思いますが、
例えば、僕が通っている名古屋港の貯木場周辺なら、干潮からの上げ2分がベスト。
理由は、上げ潮に乗って、足元のエサを食べに岸際まで寄ってきてくれるから。
目線が岸向きなので、釣りやすい気がするんですよね。

あと、当たり前ですが、干潮前後のほうが、底をトレースしやすいです。
潮が効きすぎるとルアーが流されてやりづらくもなりますし。
後述しますが、この底をしっかりトレースすることが、めちゃくちゃ重要。

時間は、日が落ちてから。夜釣り。
チヌはいつ寝てるんだろうと思うぐらい、夜中が釣れます。
夕方でも、真夜中でも、日が昇る間際でも釣れますが、
暗いので、足元にはお気をつけて。

ズル引きに適したタックル

さて、じゃあ、どんな道具立てでやればいいの?というお話。
端的に言うと、こんな感じ。
—-
ロッド:メバルロッド(ソリッドティップ)
リール:2000〜2500番のスピニングリール
ライン:PE 0.6号+フロロカーボン 2号
—-

チニングにメバルロッドを推す理由

「え、チヌ狙うのに、メバルロッド?」と思った方もいるのでは。
大丈夫です。むしろメバリングロッドが最適解まである気がします。
メバルロッドの中でも、ULクラスで、ベナンベナンなソリッドティップの竿が◎。

もちろん、バスロッドでも、エギングロッドでも代用可能だと思いますが、
ズル引きをするにはちょっとティップが強すぎる印象。
僕自身、バスロッドのLクラス(チューブラー)をつかうこともあるんですが、
圧倒的に釣れるのはメバルロッドのULクラス(ソリッド)。

ここで想像してみてほしいのが、タイラバの釣り。
ロッドティップがめちゃくちゃ柔らかいですよね。
で、前アタリを弾かずに、本アタリが出るまで巻き続ける釣り。
あれをオカッパリからやるイメージ。
……ほら、柔らかいソリッドティップが必要な気がしてきたでしょう?

それに、メバルロッドって、クセがないものが多い印象なので、
ほかの釣りにも流用できるのも良いところ。
メバルが釣れるし、アジも釣れるし、根魚と遊べるし、
ヒイカもいけるし、トラウトもできなくはない、メバルロッドすごい。

あ、専用のチニングロッドがあるなら、それに越したことはないと思います。
ただ、「チニングやってみたいけど専用ロッドは持ってない」という方が、
このページを見ていると思うので、汎用性を重視しています。

リールはハイギヤでもローギヤでも、お好きなもので

2000番〜2500番ぐらいのスピニングリールなら、なんでもOKです。
ズル引きするだけなので、ギヤ比もあまり気にしなくて大丈夫。
ドラグがスムーズに出るリールなら大丈夫。

チヌの引きはなかなか強烈なので、同じ長さならバスより圧倒的に引くので、
柔らかい竿を選ぶ分、ドラグがしっかりしていないとのされます。
逆に言えば、ドラグさえしっかりしていれば、メバルロッドで年無しも釣れます(釣れました)。

汎用性があって、比較的リーズナブルっていうと、このあたりかな?
2021年に新製品が出たモデルを選んでみました。

いま巻いてあるPEライン、そのままで

PEラインは、0.6号を基準に、0.8号でも1号でも大丈夫。
底を引く釣りなので、細すぎなければ、いま巻いてあるラインでOK。
リーダーは、フロロの2号(8ポンド)をベースに、
そのポイント次第で、細くしたり、太くしたりしてあげてください。

僕はこのところ、シンキングPEを試していますが、なかなかいい感じ。
ズル引くためのシンキングではなく、
風による糸ふけを減らして、トレースコースを維持するためのシンキング。

まぁ、風速4メートルを超えると、普通のPEみたいに暴れますけどね。
あと、ラインに4本編み特有のザラつきがあるんで、
気になる方はフッ素系のコーティングスプレーをおすすめします。
ガイドの滑りが良くなるので、ズル引きに集中できます。

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ズル引きに特化したジグヘッドたち

各社からズル引き特化のジグヘッドが出ているので、
お好きなものを選んでもらえればいいのですが、
実際につかって、実際に釣れているルアーを紹介します。

まず、そもそも、岩や石などの障害物が点在しているところを狙うので、根がかりはつきもの。
やっかいなことに、そんな根がかりしやすいところがポイントだったりするので、
どう回避するかが、この釣りの大事なところ。
もう、根がかりはするものだと思って、割り切るのも大事。

ルアーの重さは、場所にも依りますが、5gをベースに考えてもらえればなんとかなります。
5gをつかって、余裕で底がとれるようなら3gに、
潮や風で流されて、底が取りづらいようなら7gに。
基本は、「底が取れる一番軽い重さ」をつかうこと。
重ければ重いほど、どうしても根がかりに近づいてしまうので。

あとは、水深で決めるのもひとつの手。
水深5メートルなら5g、水深3メートルなら3gで、十分底が取れると思います。

ちなみに、名古屋港の貯木場周辺で釣りをされるなら、3gと5gがあれば大丈夫ですよ。

名前どおりの回避力、ネガカリノタテ

SHIMANOから出ている「ネガカリノタテ」。
これ、本当に根がかりしづらいです。マジで。
全部乗り越えてきてくれるんじゃないかと思えるほど、
無事に手元に帰ってきてくれます。安心感がすごい。しかも釣れる。

デメリットを挙げるとすれば、船底のような形状をしているので、
乗り越えてくれる分、底質が感じ取りにくいぐらい。
……あ、最大のデメリットがありました。
1個あたり700円ぐらいするので、ロストすると気分が下がること。
ヘッドが大きいので、岩に挟まるときは挟まるんです。どうしようもないんです。

回避力も○、コスパも○な、ちびチヌヘッド

ジャッカルのちびチヌヘッド。2個入り。
この「2個入り」というのがとても大事。
1個無くしても、もう1個あるぞという安心感……。

底質が感じ取りやすいところも評価点高め。
その分、スタックもするんですが、ポンッっと外れてくれる。
惜しい点は、ラバーがついていないところ。
タイラバなんて、ラバーで鯛を釣るんだから、チヌ相手でもラバーがほしい。
なので、僕は自分でラバーを足してつかっています。なくても釣れるけど。

自分でカスタマイズするのもアリ、根魚玉

オフセットフックが付いている、isseiの根魚玉
このフックを、チヌ用のフックに変えれば、ズル引きルアーに早変わり。
場所によっては、オフセットのままでもいいかも。

ちゃんと底が取れるし、根がかりもちゃんと外れてくれる。
スタックも良い感じにするので、底質調査にはもってこい。
なにより、自分でカスタマイズして釣れると、よろこびもひとしお。

なお、シルバーとブラックがありますが、僕はブラックを多用。
ブラックだと、1/0のマルチオフセット付きが選べるので。
1/0なら、針だけ余ってもバスでつかえるからね。

ワームは、現地のベイトに合わせて

現地に着いたら、底のゴツゴツしているところや岩の隙間を覗いてみてください。
チヌのポイントなら、だいたいカニがいると思います。
ワームは、そのカニの大きさに合わせればOK。
カニっぽいワームでも、エビっぽいワームでも、大きさが合っていれば問題ないです。

……いや、これじゃわかりづらいですね。
この説明だと、現地に行かないとわからないですもんね。
大丈夫です。そのカニ、たぶん3センチぐらいです。
なので、1.5〜2インチぐらいのワームを選べば大丈夫です。

バス釣りをする方は、2インチぐらいのバグ系ワームありませんか?
それで大丈夫です。活用しましょう。
というわけで、一口サイズのワームを付けておけば、なんとかなります。

とはいえ、具体性に欠けるので、ここでおすすめワームをひとつ。

素材が特殊なブリームキャッチャー、匂い付き

ネガカリノタテにベストマッチなブリームキャッチャーですが、
ほかのジグヘッドと合わせてもなかなか良いです。
フロート素材なので、ワームが勝手にアピールするとかなんとかが売り文句。
個人的にはそれよりも、針に刺すのも一手間かかるくらいにプニプニした素材で、
一度刺せば、全然ズレないのがいいところ。
チヌは小突くようなアタリを出すことが多いので、
ワームのズレは極力避けたいのです。その点、このワームは全然ズレない。

ボリューム感も、大きすぎず小さすぎずで良い感じ。
加えて、イカゴロを混ぜてあるらしく、なかなかえぐい匂いがします。
これが効く気がする…!

(ガルプよりは臭くないんで安心してください)

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アクションはズル引き。ズル引きです

見出しですべてを言ってしまったのですが、アクションはズル引きです。
大事なことなので、2度言いました。もう1度言います。ズル引きです。

底質を感じながら、底のゴツゴツ感を感じながら、ひたすらゆっくり巻きます。
ここで重要なのが、ゆっくり巻いて、底を確実にトレースすること。

具体的には、ハンドル1回転につき、「4秒」かけてください。
お手元のリールを握って試してもらいたいのですが、
実際に回してみると、思った以上にゆっくりだと思います。
まだるっこしいぐらいにゆっくりです。でも、このぐらいが、ズル引きです。
実際には、岩をスタックしたり、それを乗り越えたりするので、
一定の動き(スピード)にはなっていないはず。

時々、ゆっくりに飽きて、早く巻いてみたりもするんですが、
そういうときは釣れないんですよね。不思議。
イメージは、カニがよたよた歩いてるぐらいのスピードです。

そんなことを考えていると、根がかる

ズル引き、ズル引き、ズル引き…って考えていると、
竿先が曲がって、リールが止まります。はい、それ、根がかりですね。
一気に引っ張ると食い込むだけなので、優しく弾いて外しましょう。
この辺りは、正直、慣れです。

なお、根がかっているのは、十中八九、ヘッド部分です。
根がかりを外したら、カキ殻ごと付いてくることがあるんですが、
だいたい、ヘッドが挟まっていて、ワームはぶらぶらしてます。
針を外すというよりも、ヘッドを外すイメージで弾いてやると取りやすいと思います。

慌てず慌てず、巻き合わせ

アタリの出方は、ゴツゴツを感じながら巻いていると、
急にココココッっと金属的な感触に変わります。
合わせたいところですが、ここは我慢。我慢。
竿先が引き込まれるまで巻き続けて、重みが乗ったら巻き合わせ。
ティップで合わせず、バットで掛けるイメージで。

この辺りは、ほかの釣りで培われているところだと思うので、
「あー、巻き合わせなんだな」って思っておいてもらえればOKです。

入門編は以上です

あとは、釣るだけです。ウソは言ってないので、大丈夫。あとは、運です。
1匹釣ったそのあとは、それはもう、お好きなようにどうぞ。

例えば、リグ。
テキサスリグにするとか、フリーリグにしてみるとか。
多種多様なやり方で釣れるのが、チヌ・クロダイのいいところ。

例えば、色。
僕は派手めな色が好きで、特にチャートを多用しますが、
地味めなアースカラーでも、もちろん釣れます。
チャート、レッド、ピンク、パープル、グリーン、スモーク、ブラック。
過去の実績やこれからの経験で、お好きな色を探してみてください。

長々となりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これで釣れたら、あとでこっそり教えてくださいね。