2020/5/31 タトゥーラHLC メインギヤ交換
「シャラシャラシャラシャラ……」
気づいてた。ずっと前から気づいてた。でも耳を塞いでた。
「カリカリカリカリカリ……」
……なにこのバイブレーション。
酷使したタトゥーラHLC
4年ほど前に買った、タトゥーラHLC 7.3L。
酷使した結果、酷使し続けた結果、もうボロボロの模様。
自己流で何度もオーバーホールして延命してきたけど、もう限界。
週5とかでつかってた時期もあったから、もう限界。
まずはオーバーホールのお見積もり
リールの買い替えも考えたけど、実釣性能に不満はなくて、
カタチも重さも気に入ってたから、悩ましいところ。
とはいえ、シャリ感というかゴリ感は消えないし、
原因がギヤなのかベアリングなのか、
はたまたボディ全体の要因なのかも正直わからないので、
メーカーオーバーホールに出してみることに。
ただ、今回は、オーバーホールが目的ではなくて、
どこがダメなのかを知ることが目的。
なので、「オーバーホールして、部品取り替えたら、おいくらになります?」
という、見積もり依頼をお願いしてみました。
数日後、釣具屋さんから連絡があり、
・スプール受けのベアリングが回転不良
・ピニオンギヤとドライブギヤがゴリ感の原因
・オーバーホールと部品代で1万ちょっとかかる
とのこと。
「イッチマンかー。もうちょっと出したら新しいの買えるなー」と思ってしまったので、
作業はやめてもらい、リールを返してもらうことに。
ちなみに、見積もりだけなら、500円+税でやってもらえます。意外と良心的。
で、次に思ったことは、
・ベアリングは自分で換えたらいいや
・ギヤだけ取り寄せて、自分で組み替えたらいいんじゃね
・オーバーホールは、うん、自分でやろう
ということ。
んで、釣具屋さんで部品の取り寄せをお願いしたところ、
「メインギアは取り寄せ不可」という、衝撃の事実。
頼む、それだけ売ってくれ、あとはこっちでやるから……。
お蔵入りのタトゥーラHLC
仕方ないので、オークションサイトで探してみるけど、
まぁ、そんな都合よく、程度のいいギヤは転がってないよね。
望みの綱が絶たれたので、タトゥーラHLCはお蔵入り。
代わりに01カルコンとか09アルデバランとか引っ張り出して、遊ぶ日々。
うん、どちらもいいリール。
交換はしてくれるらしい
ふと、「春のハイシーズンにまたつかいたいな」と思って、
本格的に直してみようと一念発起。
ほったらかしていたけど。もう年もまたいだけど。
ググってみると、気になる記事を発見。
オーバーホールじゃなくても、ギヤの交換はしてくれるらしい。
しかも部品代のみで。ここ大事、「部品代のみ」らしい。
オーバーホールが必須だと思ってたけど、
ギヤの部品代のみで交換してくれるらしい。
つまり、リールを送れば、ギヤの部品代だけで、
リールを分解して、ギヤを交換して、組み直して、送り返してくれるらしい。
……まじで?
それって、要するに、自分で交換しなくていいってこと。
「なんでギヤだけ売ってくれないの?はい?」って思ってたけど、
むしろ、良心的。メーカーでやってくれるんだって。部品代のみで。
本当に「部品代のみ」だった
物は試し、なので、釣具屋さんへ。
以前にオーバーホールの見積もりをもらっていることも伝えたうえで、
ギヤの部品交換だけお願いしてみました。
結果、GWを挟んだので想定以上に時間はかかったけど、
本当に「部品代のみ」で、ギアが交換されたタトゥーラHLCが戻ってきました。
正確に言うと、部品代+消費税。具体的に言えば、4,100円+410円。
手数料は0円。手数料は、0円。
そして、ゴリ感が、ない……。
もちろん、購入当初のなめらかさはないけれど、
それでも想像以上につかえる状態になって戻ってきました。
わー、これはいい!と思って、グリグリ回したり、
ドラグ締めてグリグリ回したり、スプール抑えてテンションかけてグリグリ回してたら、
……あれ、うん、ちょっとシャリシャリしてきた。
たぶん、ゴリ感がでないように、なんとかバランスとってくれてたんだろうなぁ。
多少のゴリ感はグリスでカバー
すこしのゴリゴリ、シャリシャリなら、グリスを変えちゃうのが一番ラク。
固めで粘るグリスをつかうと、一発。一発で、ごまかせる。
巻き感は重くなるけどね。
というわけで、戻ってきたリールを即バラし。
ちょうどいいので、新旧のギヤの比較画像をどうぞ。
言うまでもないけど、左が新、右が旧。
摩耗・劣化してるのが一目瞭然ですね。
グリスアップして、組み直し。うん、いい感じ。十分つかえる。
ちなみに、つかったグリスは、シマノのプレミアムグリス。
これ、釣具用ではなく、自転車用。そのぶん、ねばーってします。
ジギング好きの友人から勧められて、それ以来、重めのベイトリールにはコレ。
シャリ感ぐらいなら、ギヤ交換の前に、まずはグリスを変えてみてもいいかも。
以上、ゴリゴリになってつかえなくなったタトゥーラHLCを、
ギヤだけ替えて、また遊べるようにしたよって話でした。
最後に。
職業柄、「ギヤ」と言うか「ギア」と言うか悩むところだけど、
本記事では、JISに則って「ギヤ」と表記することにします。
まぁ、どっちも間違ってないから、どっちでもいいんだけどね。
表記が揺れるのが好きじゃないので、今回は「ギヤ」で。
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